クローン病の食事~基礎編

今日は色々説明する前ですが、、クローン病患者さん、そのご家族にもおすすめの食材をいくつかご紹介しようとおもいます!

 

 

まず、クローン病にとって食事は本当に大事です!症状や炎症部位に個人差が大きい病気ですし、食事についてもどこまでがOKというのは個人差があり、とても難しいところです。しかし、原則があり、これは全員に言えることです。

 

 

低残渣・低脂質・低刺激・低たんぱく

 

 

「低残渣」

簡単に言うと、便となるものを減らすということです。健康な人でしたら、便がよく出るように食物繊維を摂ったりしますが、クローン病の方にとって、食物繊維は宿敵です!

 

問題なのは、たけのこ・ごぼう・れんこんなどに含まれている「不溶性食物繊維」というもので、刺激が強く、下痢や腹痛を引き起こしたり、腸管に狭窄(狭くなっているところ)がある場合そこに詰まってしまうこともあるので要注意です。

 

 

「低脂質」

脂肪の多い食品は、他のものに比べて消化されるのが遅く、時間がかかります。また、脂肪の消化吸収には胆汁酸というものが必要なそうですが、この胆汁酸、クローン病患者では再吸収されずに腸を刺激してしまうので、下痢や腹痛という症状が出てしまうのです。ですので、なるべく脂質の少ない食材を摂取します。

 

大体1日に摂取していい脂質は30gほどです。これは油の量ではなく、食材自体に含まれている油の量です。

 

 

「低刺激」

コーヒーやお茶のカフェイン、カレーなどの香辛料は避けます。カフェインを摂取することにより、腸が刺激に敏感になります。コーヒーとクッキーでおやつ♪ とコーヒーで敏感になった腸内へバターたっぷりのクッキーが入れられると腹痛になってしまいます。

 

「低たんぱく」

クローン病患者の体内では、たんぱく質を異物!出て行け!と判断して腸内で炎症を起こすなど悪影響が出る場合があります。また、たんぱく質が多いものは同時に脂質も多く含まれているので低脂質に気をつけていれば、基本的には気にしなくて大丈夫だと思います。

 

この4つはキソのキソです。人によって合う合わないがありますので、探り探り

ご自分で研究していくのが一番いい方法だと思います。また、クローン病患者さんのご家族も、味気ないと思われるかもしれませんが、私達の食事を一緒に食べていると健康でいいダイエットになるので!笑 よかったら一緒に同じご飯を食べてあげてください。それだけで御飯の時間が嫌いにならないんです。

 

またつづきます~